薬膳

初夏のお肌トラブル対処法!

長いゴールデンウィークも終わり、春から夏に向けて紫外線がきつくなったり、気温も一気に上昇する季節です。

当然ながら、女性のお肌トラブルが出易くなるのも、この季節。

今までは大丈夫だった発疹やジュクジュク症状が出て来る人もちらほら見受けられます。

季節の変わり目は、いつも女性のお肌トラブルが出易くなりますが、多くが気候や環境の変化(外因:がいいん)や、アレルギー症状が原因の体調不良(内因:ないいん)から来ると言われています。

これらのトラブルを避けるためには、中医学/漢方では、消化器系の機能を高めることとされていて、さらに皮膚に停滞する毒素を解毒するために、腎の働きも高めておく必要があります。

ただしその出てくる症状は、人それぞれ異なります。下記のタイプのどれかに近いと感じられたら、それぞれ異なる対処のアドバイスを実践してみてください。

1. からだのあちこちに痒みが出るタイプ

 特徴:からだのあちこちが痒くなり、特に上半身に症状が出易く、症状の変化も早い。
 対処:香の良いもの、辛味のあるものがおすすめです。例えば、スイカズラの花(金銀花)茶、はっか、菊花、しそ、三つ葉、シャンツァイ(香菜)など

2. ジュクジュクした症状のタイプ

 特徴:ジュクジュクした症状が、下半身に出易く、慢性化し易い。食欲も不振気味で、口の中がねばねばする。軟便タイプ。
 対処:からだにたまった余分な水分を出すため、味の薄いもの、利水作用(体の中から余分な水分を排泄)のあるものを中心に、甘いものは避けてください。例えば、ハト麦、ドクダミ、オオバコ、冬瓜、小豆、もやし、緑豆、春雨など

3. 赤みや熱感のあるタイプ

 特徴:皮膚の熱感、赤み、痛み、炎症、ニキビなど化膿しやすく、口が渇き、尿が黄色く、便秘気味。
 対処:からだから余分な熱を取り除くため、苦味のあるもの、体の熱を冷ます働きのある涼性のもの、体の中から余分な水分を排泄する利水作用のあるもので、体の熱を取り除きます。例えば、ごぼう、苦瓜(ゴーヤ)、レタス、すいか、豆腐、緑茶、たんぽぽ茶など

4. 乾燥肌タイプ

 特徴:皮膚の乾燥とかゆみ、口や鼻の乾燥、から咳、便秘気味
 対処:潤いを与える食材、コラーゲンを豊富に含むものをしっかり食べて栄養を摂ります。例えば、ほうれん草、りんご、白きくらげ、なつめ、はちみつ、豚の皮、大根など

このように人それぞれ症状が異なりますが、基本は、外からのトラブル要因を取り除くことです。

皮膚を清潔に保ったり、家の中もホコリが溜まらないよう、こまめに換気や掃除をしましょう。

肌を潤す生薬には、当帰(とうき)や高麗人参、紫根(しこん)などの植物エキスやビタミンE、ヒアルロン酸が配合された化粧水やクリームを使って丁寧なスキンケアを心がけてください。

その他、甘いもの、脂っこいもの、コーヒー、アルコール、たばこは控えめに。睡眠を充分に取り、ストレスをためないことも重要です。

具体的な症状でお悩みの場合には、是非中田全快薬局までご相談ください。季節の変化によるお肌トラブルを毎年経験されている方、心配な方に、適切なアドバイスと、必要に応じて、おくすりもご提案致します。

「春」は、女性の大敵!?

ここ最近、気温の差が激しくて、温かい日は良いのですが、また寒くなったり、体の調整機能が追いつかずに、風邪を引いたり、原因不明の不調に悩まされていませんか?

漢方/中医学では、春先の気温変化が激しい時候には、肝(かん)の疏泄(そせつ)機能が妨げられ、体の中の血、水、気の巡りが悪くなると言われています。

特に「気」の巡りの悪さ、つまり気滞(きたい)という不調状態につながり、ゆううつ、ノイローゼ、イライラ、怒りっぽい、やる気がでない、などメンタルな症状として現れたりします。

このような春先のタイミングでさらに生活環境(家庭や職場など)で、ストレスを感じることがあると、気滞の状態がさらに悪化する懸念があります。

このような精神的なトラブルは、時に体の不調、例えば、下痢や胃痛・腹痛、不眠、めまいや血圧の不安定などの症状を引き起こすこともあります。

新入生や社会人一年生が、新しい環境からストレスを受けて五月病になることがありますが、これも実は「肝」の機能が悪くなっている可能性があります。

肝の不調におすすめの食養生として、

・春菊や三つ葉、せりなどの香味野菜
・ほうれん草、クコの実、金針菜(きんしんさい)、レバーなどの補血効果のあるもの
・オレンジ、グレープフルーツ、みかんなどの柑橘類
・ミント、バラ、ウコンなどのハーブ類
・ハマグリ、アサリ、シジミなどの貝類

があります。

漢方薬の生薬では、柴胡(さいこ)、薄荷(はっか)、陳皮(ちんぴ)を使ったものが適用されます。

陳皮は、みかんの皮を干して乾燥させたものをお茶として頂くこともお勧めです。無農薬のみかんが手に入ったら、是非、陳皮茶を。イライラを取り除いてくれますよ。

もし不眠の症状(寝つきが悪い、目が覚めやすいなど)があるなら、ゆり根やカモミール、なつめがおススメです。

このような気滞(きたい)の症状には、肝の疏泄(そせつ)機能を整え、体のバランスを取る、ストレスに強いからだになることを目的とした「逍遥丸(しょうようがん)」というお薬もあります。

逍遥丸は、女性の不妊や婦人病(更年期障害など)にも効果があり、精神不安やいらいらを鎮めます。

春は、特に、女性にとって要注意な季節。

上記に挙げたおすすめ食材やお薬で、気血を補い、免疫力をアップさせ、運動も欠かさないようにして、肝を健やかに保ち、難敵の春を乗り切りましょう!

逍遥丸や春の不調については、是非中田全快薬局までご相談ください。次回は、逍遥丸にも関係する妊活をテーマにお話しします。

「乾燥」と「冷え」

暑かった夏が過ぎ、秋が過ぎ、あっという間に冬。その季節の変わり目に直接体に感じられるのは、一番が「乾燥」、二番が「冷え」ではないでしょうか。

秋冬になるということは、気温が下がることで夏の湿気がなくなり、空気が「乾燥」すると共に体にも乾燥の影響が出てきます。

漢方/中医学では、乾燥に弱い臓器は「」とされ、ここが弱ってしまうことで、喉の渇き、空咳、痰が切れにくいという症状が現れます。風邪ではないのに、時々空咳が出る、のどに違和感があるなど…

乾燥の対処として、「陰(いん)」を補うことが重要とされ、食養生として、酸甘化陰(さんかんかいん)という言葉で表されるように、酸っぱいものと甘いものを併せて摂れば陰が増えるという意味になります。

「乾燥」対策には、みかんや梨、びわなどの果物がおすすめです。
また乾燥は、皮膚や粘膜のトラブルも引き起こすため、乾燥肌でかゆみが出るヒトもいます。

このような乾燥から来る症状の方には、滋陰(じいん)、益気(えっき)、潤肺(じゅんはい)につながる、長芋、自然薯、レンコン、ゆり根、牛乳、豆乳、松の実、梨、みかん、びわ、サンマ、牡蠣などの食材がおすすめです。漢方薬では、麦門冬(ばくもんとう)が良く用いられます。

秋の乾燥の次に来るのが、冬の「冷え」ですが、既に秋口から、冷えに悩む冷え性のヒトも少なくありません。

漢方/中医学では、「冷え」のタイプとして、

胃腸虚弱型
瘀血(おけつ)型
陽気不足型
血不足型

の四つのタイプがあります。

先ず、胃腸虚弱型の特徴として、手足の冷えに加え、食欲不振、軟便、下痢、疲労感の強いことが挙げられます。

先ずは胃腸を整えることを考え、特に胃腸を温める食材を選んでください。例えば、みょうが、ねぎ、三つ葉、ほうじ茶、しそ、胡椒、しょうがなどがおすすめです。
漢方薬では、参馬補腎丸(じんばほじんがん)が適用されます。

次に瘀血(おけつ)型。このタイプは、血がどろどろの方なのですが、冷えにしびれや痛みが伴うことがあります。血の流れをスムーズにするために、玄米、ウコン、らっきょう、いわし、サンマ、シナモンなどの食材がおすすめです。
漢方薬では、冠元顆粒(かんげんかりゅう)が適用されます。

陽気不足型の特徴は、手足の強い冷えです。むくみや頻尿があるかもしれません。これを改善するためには、体を温めるため、山椒の実、ニラ、えび、ねぎ、八角、羊肉、しょうが、唐辛子などの食材をバランス良く摂取することが大事です。
漢方薬では、参茸補血丸(さんじょうほけつがん)が適用されます。

 

また血不足のヒトは、手足の末端の冷えがひどいヒトです。息切れや疲労感も強く出るかもしれません。このタイプでは、キノコ類、鶏肉、うなぎ、もち米、豆腐、鮭、クコの実、なつめなどの食材で血と体力を補います。
漢方薬では、婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)が適用されます。

乾燥と冷え、どちらも食養生と漢方薬の体質改善で、この秋冬の邪(じゃ)を乗りきりましょう!

乾燥や冷えのお悩みは、中田全快薬局までご相談ください。お客様の体質にあった乾燥や冷えの対応方法をご提案します。

100歳を生き抜くための健康ダイエットとは

読書の秋?それともスポーツの秋?人それぞれ秋の楽しみ方はまちまちですが、食欲の秋、馬肥ゆる秋の方も多いのではないでしょうか !?

美味しいものが多くなってくるので、ついつい食べ過ぎて、人肥ゆるとなりがちですよね。

一方、現代日本の大問題である高齢化社会において、今 40 歳のヒトのほとんどが、100 歳を超えて生きることになると言われています。

お勤めの方の多くは、65 歳定年退職で、前期高齢者となり、85 歳の後期高齢者まで 20 年を生き、さらに 100 歳過ぎまでの 20 年を生きるという気が遠くなる?ようなライフプランを立てなければなりません。

つまり今 40 歳から 45 歳のヒトは、これから退職までのフェーズ 2、後期高齢者までのフェーズ 3、100 歳超えまでのフェーズ 4 と 20 年単位の人生プランをそれぞれ考える時代でもあります。

私達、医薬品を扱う仕事を通じて、皆様の健康に貢献するという理念を持って日々精進していますが、少なくとも、100 歳の時点で、ゆっくりでも歩けるという健康目標をお勧めしています。

寝たきりは、本人とそのご家族にも大きな負荷を強いてしまい、精神衛生上も経済的にも好ましい状態とは言えません。

定年退職までは、少し走ることが出来る、前期高齢者の間は、早歩きが出来る、後期高齢者でも車いすに頼ることなく、ゆっくりでも歩くことが出来るといった各フェーズの健康目標をお勧めしたいと思います。

仕事盛りの 40 代、お腹周りを気にする方も少なからずいらっしゃると思いますが、人生 100 年時代に、この 40 代の生活習慣は非常に大事です。

生活習慣病⇒糖尿病⇒腎臓病⇒透析⇒寝たきり、という不健康サイクルに陥らないためには、この 40 代で、少なくとも高血圧症や高脂血症を防ぎ生活習慣病にならない努力が必要です。

40 代は、女性では更年期障害がはじまり、男性では、肉体や髪の衰えが出る年代で、女性、男性とも基礎代謝の衰えから、太りやすい体質へと変化する年代だと言えます。

つまり健康な 100 歳を迎えるために、今の 40 歳代の方は、健康ダイエットに特に気を配って頂きたいと思います。

40 歳代の健康ダイエットの基本は、運動と食事。

質の良い運動と食事を習慣化させることが大事です。

ウォーキングなら毎日 8000 歩程度(歩きすぎるのもよくありません)と軽い筋トレ(代謝を増強させる太ももやお尻、腹筋などのインナーマッスルや大きい筋肉を鍛えましょう)を。

食事は、豆や芋、お米を中心に、野菜とタンパク質を多めに、食後の血糖値を下げるため糖質や炭水化物は極力少な目にすることです。アルコール類も控えめが良いようです。

当中田全快薬局では、個々の体質にあったダイエットのご提案を致します。必要であれば、その体質に沿ったお薬もご提案可能です。是非、健康ダイエットにご興味がありましたら、中田全快薬局までご相談下さい。

健康ダイエットで、健康な 100 歳を迎えましょう!

活性酸素とスポーツと漢方

みなさん、ジョギングやランニングをしている人、最近特に多く見かけるようになりましたね。運動で、健康に気を使っておられる方が増えて喜ばしいです。

ただ少し気をつけて頂きたいこともあります…

それは「活性酸素(かっせいさんそ)」のこと。

活性酸素は、いわゆる「酸素」が過剰になり、酸素毒と呼ばれるものになって、体の細胞を傷つけて障害や病気を招いてしまうことがあります。

実際には、白血球が活性酸素を出して、体内に侵入した病原菌を撃退するという善玉効果もありますが、ここの発生メカニズムに異変が起こると過剰に作られて体を傷つけるということになるわけです。

活性酸素が発生し易いのは、

1. スポーツなどで大量の酸素を消費
2. 放射線や紫外線を浴びた
3. 自動車の排ガスや工場の排煙を吸った
4. タバコやアルコールを摂取した
5. 体内に病原菌が侵入し、過度の炎症を起こした
6. 血液の流れが滞ったり(瘀血、おけつ)、一時的に血虚(けっきょ)の状態になった
7. 抗がん剤を服用投与された

特に、マラソンでは、肝臓や腎臓の血流量が少なくなり、血が足りない状態になることもあります。

活性酸素は、下記の病気や不調の原因とも言われています。

老化、発がん、放射線障害、ストレス性胃潰瘍、十二指腸潰瘍、認知症、糖尿病、動脈硬化、リウマチ、白内障、アトピー性皮膚炎、てんかん、脳卒中、心筋梗塞、農薬中毒など

ただスポーツ(運動)⇒ 活性酸素 ⇒ 病気、というのは、安易な発想です。適度な運動は、運動しない人よりもはるかに老化防止や健康に寄与します。

問題は、多く発生した(かもしれない)活性酸素を早く除去することです。

例えば抗酸化作用の強い食べ物を食べるという方法があります。

抗酸化作用が大きい食品は、

・レモンなどの柑橘類
・納豆やみそなどの大豆発酵食品
・今流行りのモリンガ

がありますが、一般に酸っぱいものやカテキンの入った渋いもの(緑茶など)も効果があります。

マラソン後に緑茶を頂くことで疲れが取れるという人も少なくありません。

サプリメントにも、ポリフェノールを含む抗酸化作用のあるものも販売されていますが、一部の生薬(漢方)にも、その効果を与えるものがあります。

例えば、冠元顆粒(かんげんかりゅう)や婦宝当帰膠(ふほうとうきこ)、加味逍遙散エキス顆粒、麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)などがお勧めです。

 

上手く、活性酸素を制御しながら、無理のない範囲で運動、スポーツをすることが大事です。

スポーツをしている方、スポーツの疲れが取れにくいと感じらえている方、是非中田全快薬局にご相談ください。あなたの年齢や性別、体調に応じて、食養生や漢方をご提案します。

梅雨に備えた胃腸の養生とは

南国では、すでに梅雨に入ったようですが、私たちの盛岡、岩手は、つつじの季節!
暑い日もありますが、概ねいい感じの気温で過ごしやすい季節です。

盛岡の例年の梅雨入りは、6 月中旬頃ですが、今年は少し早いかもしれませんね。

今から、雨の季節に対して、からだの準備をしておきましょう!

実は、湿度の多い季節には、胃腸の問題が起こりやすいと言われています。

胃腸の消化機能が低下することで、食欲不振、だるさ、軟便下痢、むくみなどの症状が現れやすくなるのです。

もちろん胃腸が弱ることで、食中毒や胃腸型の夏風邪に罹ることも多いので、今のうちから胃腸の養生を考えておきます。

もしいつも梅雨の時期には、だるさやむくみが出ると仰る方は、

冬瓜、枝豆、そら豆、インゲン、長芋、オクラ、とうもろこし、蓮の実、ウナギ

を、漢方薬なら、健胃顆粒(けんいかりゅう)、健脾散エキス顆粒(けんぴさんえきすかりゅう)がおすすめです。

また梅雨時分には、胃腸型の風邪を引きやすい方は、

しょうが、しそ、ねぎ、みょうが、梅、どくだみ、山椒、八角、わさび、お酢

と五行草茶(ごぎょうそうちゃ)や板藍茶(ばんらんちゃ)がおすすめです。

これからの季節に胃腸の不安をお抱えの方は、是非、中田全快薬局までご相談ください。

5 月から始める生涯ダイエットとは

盛岡は桜も終盤に差し掛かって、いよいよ春本番ですね!

冬とのギャップで不調になりがちな方は、春の準備(心身ともに活動モードに!)、して頂きたいと思います。

さて今回のテーマは「生涯ダイエット」!

春は、冬の間の停滞モードから、活動モードに移行する季節です。

運動を伴うダイエットには最適なスタートが切れる季節です!

ところで皆さんはダイエットと聞くと、どのように捉えていらっしゃるでしょうか。

テレビコマーシャルで有名な〇〇ザップ。

筋トレと食事管理(基本的には炭水化物/糖質ダイエット)で、トレーナーの管理下、計画的に痩せていくことが科学的な仕組みとして出来上がっているので、費用は高いですが、痩せるという効果だけ見れば、万人に期待できそうです。

この方法は、トレーナーが叱咤激励を含め寄り添って管理してくれる、体脂肪を落とす、基礎代謝をあげる、毛細血管を増やすなどによるダイエット法だと考えれば、実は高い費用を払わずとも、少しの強い!?信念があれば、お家で出来そうだと思いませんか?

ただここで落とし穴があるとすれば、実は、目標達成後(つまり退会後)の、「モチベーション維持と体質維持(体形を含む)」です。

いわゆるリバウンドをしない体質維持は、ある意味、痩せている間よりも、ストイックさが求められそうです。

つまり痩せた後は、食べていいのか?運動しなくていいのか?筋トレしなくてもいいのか?です。

世の中には、食べても食べても太らない人がいる一方、少ししか食べていないのに痩せない人もいます。

リバウンドしないためには、このようなダイエットが達成された後も、維持できる生活を継続することですが、それは何より、食生活や睡眠、ストレス軽減、運動のセットを健康的に「習慣化」することが大事です。つまり無意識に行動していることで精神的にも肉体的にも負担なく維持出来るというわけです。

漢方/中医学では、体質を見た対処方法をお伝えするので、人のそれぞれの体質にあったダイエット法、つまり実施して欲しい習慣に関してのアドバイスを行うことが可能です。

例えば、人間は、特に日本人は、旬の物だけ摂っていれば、健康に健やかに過ごせると言われていますが、現代社会において、それは全く難しい話です。

冷たいもの好き、辛いもの好き、油っぽいもの好き、いろんな趣味趣向の中で、それぞれの体質ごとのアドバイスが出来ます。

特に太りやすい人の生活習慣を伺った上で、

〇 体力・基礎代謝が比較的高い方は、エネルギー摂取過多を注意して頂き、
〇 基礎代謝が低く少し食べただけで太ってしまう方は、冷たいものを避けてもらう、
〇 水分代謝の弱い人は、冷えの改善と運動の機会を増やしてもらう
〇 ストレス過多な方は、メンタルの安定のために瞑想なども実施してもらう

などの体質改善指針と食養生などの具体的なアドバイスをさせて頂きます。

もちろんこれらの体質改善のために、必要に応じ、漢方薬や健康食品などもご提案出来ます。

夏までに、何とか痩せたいという目標よりも、ダイエットを長期的に捉え、生涯健康で全うしたいという目標で体質改善(生涯ダイエット)に取り組みませんか?

私たち中田全快薬局は、そんなあなたのお役に立てると信じています。

是非ご相談下さい。

気血両虚(きけつりょうきょ)の食養生

前回のブログでは、瘀血(おけつ)の症状がある方への食養生の内容をお示し致しました。

今回は、瘀血と並び、日本人女性の大多数が、この症状を持っていると言われている気血両虚(きけつりょうきょ)の食養生のお話しです。気血両虚とは、気虚と血虚を併せ持った体質ということです。

気虚(ききょ)では、気が不足することで、倦怠感や息切れ、風邪を引きやすい、冷え性などが現れます。血虚(けっきょ)では、血が不足することで、めまいや立ちくらみ、肌がかさかさする、白髪や抜き毛が気にあるなどの症状が現れます。血虚は特に婦人病に直結することがあり、生理不順や不妊症にもつながります。

先ず、気虚、血虚とも避けたい食べ物は、冷たい飲み物や食べ物、刺身などの生もの、天ぷらなどの脂っこいもの、チョコレートなどの甘いもの、唐辛子を使った辛い刺激の強いものは、避けてください。

また食養生としてのポイントは、胃腸の消化吸収を高め、胃腸に負担を掛けない食事が基本です。気虚には、火を通したものを、血虚には、甘味、酸味を取り入れ、黒い食材、赤い食材を積極的に摂りましょう。

それぞれお勧めの食材としては、
気虚では、
・山芋類、牛肉、ネギ、豆類(大豆・枝豆など)、栗、うなぎ

血虚では、
・にんじん、黒ごま、地鶏、烏骨鶏、クコの実、牛レバー、いちご

食養生以外の生活習慣では、過労を避け、休息や睡眠を十分に取り、ウォーキングなどの軽い運動がお勧めです。無理なダイエットや朝食抜き、偏食や小食は、血虚につながりますので、ご注意下さい。

またお薦めのお茶は、朝鮮人参茶、紅茶(シナモンやショウガ、ブルーベリーやプルーンを加えます)、杜仲茶、くこ茶などです。

これから秋から冬にかけて寒い日が続きますが、体を温める料理と上記の食材を合せて、気血両虚から抜け出しましょう!

漢方薬では、婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)、衛益顆粒(えいえきかりゅう)、参茸補血丸(さんじょうほけつがん)、逍遙丸(しょうようがん)、麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)などがあります。

もし元気が足りずに体調不調だと感じられたり、血の不足からくる症状が見られたら、是非中田全快薬局にご相談下さい。あなたの不調の原因とタイプによって、適切な食養生やお薬のアドバイスを行います。

瘀血(おけつ)におすすめの食材

寒い日が続いていますが、皆さま体調を崩したりしていませんか?

温かい日と寒い日の寒暖差が大きくなると、特に血管の収縮拡張の調整が難しくなり、普段、血流は正常なのに、秋口になると急に瘀血(血が滞る状態)になるケースが多く見られます。このような方々には、肩こりや腰痛が出てくる、血圧が夏よりも高めになるなどの症状が現れることがあります。

そんなときには、瘀血(おけつ)を疑ってみて下さい。

ご自分でご自分の舌を診て、少し紫がかっていたり、舌の裏に青みが見えたら、瘀血のサインかもしれません。

このような瘀血の状態を改善する食養生には、五つのポイントがあります。

① 美食、過食を避ける事
② 適度な運動を心がける事
③ 血をさらさらにする食材を多く摂る事
④ からだを冷やし過ぎない事
⑤ 料理には、温かいものや辛いものを基本とする事

また避けたい食べ物としては、血行不良の原因となる、

〇 冷たい飲み物や食べ物
〇 肉の脂身などの動物性脂肪、バター、生クリーム
〇 チョコレートなどの甘いもの
〇 味の濃いもの、塩辛いもの

おすすめの食材としては、

にんにく:からだを温め、血行を促進し、疲労回復にも効果
さんま、いわし:気と血を補い、血行を良くし、脂質代謝異常症、動脈硬化の改善
玉ねぎ:からだを温め、血をさらさらにさせ、中性脂肪と血糖値の改善
:血を補い、血行を良くし、美顔美肌、通便改善
黒きくらげ:血を補い、血行促進、通便、動脈硬化の改善
らっきょう:健胃、血行促進、胸痛、不整脈の改善

その他、お薦めのお茶として、
〇 紅花茶、バラ茶、ほうじ茶

秋は、食欲の秋でもありますが、あまり美食に過ぎず、体を温めるものを
基本として血行を促進するものを沢山摂りましょう!

漢方薬としては、冠元顆粒や杞菊地黄丸、頂調顆粒、婦宝当帰膠B などが適応しますが、それぞれお客様の体質や体調によって、処方のアドバイスが異なります。

是非、瘀血かなと感じられましたら、中田全快薬局までご相談下さい。

あなたに合った食養生や漢方薬のご提案を致します。

更年期を穏やかに過ごすポイント

40 歳を過ぎたあたりから女性は、更年期を迎えますが、からだの変化として体内のエストロゲンの分泌量が急減に減少することでホルモンバランスが崩れ、それによる更年期障害に悩まされる方が増えてきます。

最近では、30 歳代前半でも同様の症状が出ることがあるようですが、女性にとっては、つらい症状ではないでしょうか。

前回のブログでは、不調の体質をチェックして頂きましたが、更年期にも以下のようなタイプがあります。

-1. 腎の不調(陽気不足)—————————————-

□ 腰痛がある
□ 疲労・倦怠感がある
□ 腰や手足が冷える
□ 頻尿だ
□ 水太り
□ 舌の色が淡く苔が白い

ここにチェックが付いた人は、「陽気不足」のタイプです。

-2. 腎の不調(潤い不足)—————————————-

□ めまい・耳鳴りがする
□ 急にほてる
□ 寝汗をよくかく
□ 顔面の紅潮
□ 皮膚が乾燥してかゆい
□ 舌の色が赤く、苔が少ない

ここにチェックが付いた人は、「潤い不足」タイプです。

-3. 心の不調—————————————————-

□ 息切れがする
□ 動悸がする
□ 不安感がある
□ 集中できない
□ 不眠が続く
□ 舌の色が淡い

ここにチェックが付いた人は、「心の不調」タイプです。

-4. 肝の不調—————————————————

□ 憂うつ感が続く
□ 怒りっぽくなった
□ 胸や脇腹が張る
□ 片頭痛、関節痛がある
□ 耳鳴りがする
□ 冷えのぼせがある

ここにチェックが付いた人は、「肝の不調」タイプです。

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先ず、腎の不調(1.と 2.)には、腎の養生が大事です。老化と関係の深い腎を養生することで、老化のスピードを緩やかにします。

陽気不足の人は、冷えタイプで、潤い不足の人は、体内の水分が足らないタイプですが、両タイプとも、腎の精が不足していることが原因です。
両方のタイプを併せ持つ、冷えのぼせの症状が出る人もいます。

これらの腎の不調タイプの人は、食養生として、

・山芋、おくら

また足の裏の「湧泉(ゆうせん)」のツボも腎の養生として効果があります。

心の不調の方は、寝る前の過ごし方にポイントがあります。

寝る前には、ゆっくり湯船につかり、からだを温め、寝つきを良くし、睡眠の質も高めます。またストレッチや散歩など軽い運動がストレス軽減に役立ちます。

また血を補う食べ物は、心を安定させます。具体的には、黒豆やクコの実、人参、ほうれん草などが効果的です。

症状が辛い場合には、我慢せず、周囲に話をし、ストレスや不安感を軽減させるよう行動して下さい。ゆったりした気持ちで過ごすことが大切です。

肝の不調タイプの人は、腎の機能低下で肝の機能が低下し、結果的に血が不足することで様々な不調が生じます。

ストレスが溜まると、肝の機能が低下するので、常にリラックスが大事です。

例えば、仕事や家事をしない自分だけの時間を作ります。アロマや香りの良いお茶(菊花茶やジャスミン茶など)を飲みながら、ゆったりした時間を過ごしましょう。

漢方薬でも、腎を補うことで生命力を漲らせ、老化のスピードを遅らせる事を目的とした補腎(ほじん)のお薬もあります。

中田全快薬局では、参馬補腎丸や婦宝当帰膠、杞菊地黄丸など、その更年期のタイプに応じたお薬のアドバイスを行います。

更年期でお悩みの方は、是非ご来店の上、ご相談下さい。