風邪にタイプがあるのをご存知でしたか?

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漢方では、風邪に対して、症状に合わせて、赤、青、黄色と三つのタイプに分類して対応しています。

赤い風邪
赤い風邪は、熱っぽい、のどが痛い、口が渇くという症状

青い風邪
青い風邪は、ぞくぞくと悪寒がする、頭が痛いという症状

黄色い風邪
むかむかする、体がだるい、下痢症状

このようなタイプに応じて、それぞれ処方するお薬が変わってきます。例えば、
赤い風邪なら、天津感冒片(てんしんかんぼうへん)や涼解楽(りょうかいらく)、
青い風邪なら、頂調顆粒(ちょうちょうかりゅう)、
黄色い風邪には、勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)
といった具合です。

いわゆる葛根湯に関しては、風邪の初期症状への対応が主な適用なので、例えば赤い風邪の時に葛根湯を服用するとかえって悪化することさえありますので、注意が必要です。

またインフルエンザなどのウイルス性疾患には、板藍根(ばんらんこん)という生薬に効果があると言われています。

このように、風邪やインフルエンザなどの諸症状に応じて適切なケアを行うことが、早く治るために必要なことなんですね!

 

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