100歳を生き抜くための健康ダイエットとは

読書の秋?それともスポーツの秋?人それぞれ秋の楽しみ方はまちまちですが、食欲の秋、馬肥ゆる秋の方も多いのではないでしょうか !?

美味しいものが多くなってくるので、ついつい食べ過ぎて、人肥ゆるとなりがちですよね。

一方、現代日本の大問題である高齢化社会において、今 40 歳のヒトのほとんどが、100 歳を超えて生きることになると言われています。

お勤めの方の多くは、65 歳定年退職で、前期高齢者となり、85 歳の後期高齢者まで 20 年を生き、さらに 100 歳過ぎまでの 20 年を生きるという気が遠くなる?ようなライフプランを立てなければなりません。

つまり今 40 歳から 45 歳のヒトは、これから退職までのフェーズ 2、後期高齢者までのフェーズ 3、100 歳超えまでのフェーズ 4 と 20 年単位の人生プランをそれぞれ考える時代でもあります。

私達、医薬品を扱う仕事を通じて、皆様の健康に貢献するという理念を持って日々精進していますが、少なくとも、100 歳の時点で、ゆっくりでも歩けるという健康目標をお勧めしています。

寝たきりは、本人とそのご家族にも大きな負荷を強いてしまい、精神衛生上も経済的にも好ましい状態とは言えません。

定年退職までは、少し走ることが出来る、前期高齢者の間は、早歩きが出来る、後期高齢者でも車いすに頼ることなく、ゆっくりでも歩くことが出来るといった各フェーズの健康目標をお勧めしたいと思います。

仕事盛りの 40 代、お腹周りを気にする方も少なからずいらっしゃると思いますが、人生 100 年時代に、この 40 代の生活習慣は非常に大事です。

生活習慣病⇒糖尿病⇒腎臓病⇒透析⇒寝たきり、という不健康サイクルに陥らないためには、この 40 代で、少なくとも高血圧症や高脂血症を防ぎ生活習慣病にならない努力が必要です。

40 代は、女性では更年期障害がはじまり、男性では、肉体や髪の衰えが出る年代で、女性、男性とも基礎代謝の衰えから、太りやすい体質へと変化する年代だと言えます。

つまり健康な 100 歳を迎えるために、今の 40 歳代の方は、健康ダイエットに特に気を配って頂きたいと思います。

40 歳代の健康ダイエットの基本は、運動と食事。

質の良い運動と食事を習慣化させることが大事です。

ウォーキングなら毎日 8000 歩程度(歩きすぎるのもよくありません)と軽い筋トレ(代謝を増強させる太ももやお尻、腹筋などのインナーマッスルや大きい筋肉を鍛えましょう)を。

食事は、豆や芋、お米を中心に、野菜とタンパク質を多めに、食後の血糖値を下げるため糖質や炭水化物は極力少な目にすることです。アルコール類も控えめが良いようです。

当中田全快薬局では、個々の体質にあったダイエットのご提案を致します。必要であれば、その体質に沿ったお薬もご提案可能です。是非、健康ダイエットにご興味がありましたら、中田全快薬局までご相談下さい。

健康ダイエットで、健康な 100 歳を迎えましょう!

腸内細菌と漢方

ようやく夏の暑さが遠のき、過ごしやすい秋を迎えていますが、みなさまの体調は如何でしょうか。

 

実際、今年の夏は、全国的に異常に暑い日が多く、高齢者を中心に熱中症に罹る人も多くなっていました。

 

この異常に暑いという状況は、体を冷やしたいという行動によって、ついつい冷たいものを摂りすぎる傾向に繋がります。

 

すると、お腹を壊して、体調を崩し、だるさや食欲不振、ひいては、免疫力が低下して、風邪を引きやすくなるなどの悪循環に陥ることもしばしば経験されているのではないでしょうか。

 

涼しくなった季節の変わり目の今、今度は、気候から来るからだの冷えが問題です。

 

実は、最近の医学の世界では、特に腸内細菌の話題が多く、今まで分かっていなかったことが分かってきて、健康に与える重要さが特に注目されています。

 

漢方の世界では、冷えは健康の大敵の一つで、冷邪といって、特に気をつけるべきものとされています。このような気候から来る冷えや冷たいものを摂りすぎたりすることで、胃腸に悪い影響を与えたり、免疫力を下げることが、腸内細菌の活動の状況につながっているという仕組みも分かってきています。

 

例えば、基本的に

 

ヒトは、食べ物の消化という点において、ヒトそのものからの分泌液や酵素ではなく、腸内細菌がもたらすに酵素に依存している、つまりヒトの消化は、腸内細菌がいないと成立しません。

 

腸内細菌は、今まで数十種類程度だと考えてられていましたが、実は、数百種類で、数は60兆個もあることが分かってきました。

 

もしみなさんの中で、どうも年中胃腸の調子が悪い、体調が優れない、薬が効かない、などの症状をお持ちの方は、先ず胃腸の、特に腸内細菌のことを考えてみるべきです。

 

冷たいものの摂りすぎばかりでなく、噛まない、遅い夕食、旬のものを摂らない、野菜不足、苦いものや酸味を避けるなどの食生活になっていませんか?

 

特に若い人には、この傾向が強く、腸内環境の悪さが、彼らの体調不良、ひいては、うつ病にもつながるメンタルにも影響していることが指摘されています。

 

一方、漢方の世界でも、胃腸は特に重要視されていますが、実は腸内環境の悪い人には、漢方でさえ、効かないことがあるのです。漢方を飲みたいけど、少量でも直ぐにお腹を下したり、便秘になったりするので、漢方を躊躇する方もいらっしゃいます。

 

ところが、先ずこの胃腸を整えるための漢方、食養生、適度な運動の三点セットで、体質改善を行い、本来の胃腸以外の不調に対する漢方薬が効き始めたという方が少なくありません。

 

通常の体温が低体温の方(35度程度以下)や、漢方薬を飲むと、おなかの調子を悪くする方、慢性的にお腹の調子が悪い方、病気の薬として抗生物質を与えられた経験がある方、風邪を引きやすい方は、是非中田全快薬局までご相談下さい。

 

お悩みの症状を伺って、もし胃腸、特に腸内環境に問題がありそうであれば、そこから改善の提案を行います。

活性酸素とスポーツと漢方

みなさん、ジョギングやランニングをしている人、最近特に多く見かけるようになりましたね。運動で、健康に気を使っておられる方が増えて喜ばしいです。

ただ少し気をつけて頂きたいこともあります…

それは「活性酸素(かっせいさんそ)」のこと。

活性酸素は、いわゆる「酸素」が過剰になり、酸素毒と呼ばれるものになって、体の細胞を傷つけて障害や病気を招いてしまうことがあります。

実際には、白血球が活性酸素を出して、体内に侵入した病原菌を撃退するという善玉効果もありますが、ここの発生メカニズムに異変が起こると過剰に作られて体を傷つけるということになるわけです。

活性酸素が発生し易いのは、

1. スポーツなどで大量の酸素を消費
2. 放射線や紫外線を浴びた
3. 自動車の排ガスや工場の排煙を吸った
4. タバコやアルコールを摂取した
5. 体内に病原菌が侵入し、過度の炎症を起こした
6. 血液の流れが滞ったり(瘀血、おけつ)、一時的に血虚(けっきょ)の状態になった
7. 抗がん剤を服用投与された

特に、マラソンでは、肝臓や腎臓の血流量が少なくなり、血が足りない状態になることもあります。

活性酸素は、下記の病気や不調の原因とも言われています。

老化、発がん、放射線障害、ストレス性胃潰瘍、十二指腸潰瘍、認知症、糖尿病、動脈硬化、リウマチ、白内障、アトピー性皮膚炎、てんかん、脳卒中、心筋梗塞、農薬中毒など

ただスポーツ(運動)⇒ 活性酸素 ⇒ 病気、というのは、安易な発想です。適度な運動は、運動しない人よりもはるかに老化防止や健康に寄与します。

問題は、多く発生した(かもしれない)活性酸素を早く除去することです。

例えば抗酸化作用の強い食べ物を食べるという方法があります。

抗酸化作用が大きい食品は、

・レモンなどの柑橘類
・納豆やみそなどの大豆発酵食品
・今流行りのモリンガ

がありますが、一般に酸っぱいものやカテキンの入った渋いもの(緑茶など)も効果があります。

マラソン後に緑茶を頂くことで疲れが取れるという人も少なくありません。

サプリメントにも、ポリフェノールを含む抗酸化作用のあるものも販売されていますが、一部の生薬(漢方)にも、その効果を与えるものがあります。

例えば、冠元顆粒(かんげんかりゅう)や婦宝当帰膠(ふほうとうきこ)、加味逍遙散エキス顆粒、麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)などがお勧めです。

 

上手く、活性酸素を制御しながら、無理のない範囲で運動、スポーツをすることが大事です。

スポーツをしている方、スポーツの疲れが取れにくいと感じらえている方、是非中田全快薬局にご相談ください。あなたの年齢や性別、体調に応じて、食養生や漢方をご提案します。

梅雨に備えた胃腸の養生とは

南国では、すでに梅雨に入ったようですが、私たちの盛岡、岩手は、つつじの季節!
暑い日もありますが、概ねいい感じの気温で過ごしやすい季節です。

盛岡の例年の梅雨入りは、6 月中旬頃ですが、今年は少し早いかもしれませんね。

今から、雨の季節に対して、からだの準備をしておきましょう!

実は、湿度の多い季節には、胃腸の問題が起こりやすいと言われています。

胃腸の消化機能が低下することで、食欲不振、だるさ、軟便下痢、むくみなどの症状が現れやすくなるのです。

もちろん胃腸が弱ることで、食中毒や胃腸型の夏風邪に罹ることも多いので、今のうちから胃腸の養生を考えておきます。

もしいつも梅雨の時期には、だるさやむくみが出ると仰る方は、

冬瓜、枝豆、そら豆、インゲン、長芋、オクラ、とうもろこし、蓮の実、ウナギ

を、漢方薬なら、健胃顆粒(けんいかりゅう)、健脾散エキス顆粒(けんぴさんえきすかりゅう)がおすすめです。

また梅雨時分には、胃腸型の風邪を引きやすい方は、

しょうが、しそ、ねぎ、みょうが、梅、どくだみ、山椒、八角、わさび、お酢

と五行草茶(ごぎょうそうちゃ)や板藍茶(ばんらんちゃ)がおすすめです。

これからの季節に胃腸の不安をお抱えの方は、是非、中田全快薬局までご相談ください。

5 月から始める生涯ダイエットとは

盛岡は桜も終盤に差し掛かって、いよいよ春本番ですね!

冬とのギャップで不調になりがちな方は、春の準備(心身ともに活動モードに!)、して頂きたいと思います。

さて今回のテーマは「生涯ダイエット」!

春は、冬の間の停滞モードから、活動モードに移行する季節です。

運動を伴うダイエットには最適なスタートが切れる季節です!

ところで皆さんはダイエットと聞くと、どのように捉えていらっしゃるでしょうか。

テレビコマーシャルで有名な〇〇ザップ。

筋トレと食事管理(基本的には炭水化物/糖質ダイエット)で、トレーナーの管理下、計画的に痩せていくことが科学的な仕組みとして出来上がっているので、費用は高いですが、痩せるという効果だけ見れば、万人に期待できそうです。

この方法は、トレーナーが叱咤激励を含め寄り添って管理してくれる、体脂肪を落とす、基礎代謝をあげる、毛細血管を増やすなどによるダイエット法だと考えれば、実は高い費用を払わずとも、少しの強い!?信念があれば、お家で出来そうだと思いませんか?

ただここで落とし穴があるとすれば、実は、目標達成後(つまり退会後)の、「モチベーション維持と体質維持(体形を含む)」です。

いわゆるリバウンドをしない体質維持は、ある意味、痩せている間よりも、ストイックさが求められそうです。

つまり痩せた後は、食べていいのか?運動しなくていいのか?筋トレしなくてもいいのか?です。

世の中には、食べても食べても太らない人がいる一方、少ししか食べていないのに痩せない人もいます。

リバウンドしないためには、このようなダイエットが達成された後も、維持できる生活を継続することですが、それは何より、食生活や睡眠、ストレス軽減、運動のセットを健康的に「習慣化」することが大事です。つまり無意識に行動していることで精神的にも肉体的にも負担なく維持出来るというわけです。

漢方/中医学では、体質を見た対処方法をお伝えするので、人のそれぞれの体質にあったダイエット法、つまり実施して欲しい習慣に関してのアドバイスを行うことが可能です。

例えば、人間は、特に日本人は、旬の物だけ摂っていれば、健康に健やかに過ごせると言われていますが、現代社会において、それは全く難しい話です。

冷たいもの好き、辛いもの好き、油っぽいもの好き、いろんな趣味趣向の中で、それぞれの体質ごとのアドバイスが出来ます。

特に太りやすい人の生活習慣を伺った上で、

〇 体力・基礎代謝が比較的高い方は、エネルギー摂取過多を注意して頂き、
〇 基礎代謝が低く少し食べただけで太ってしまう方は、冷たいものを避けてもらう、
〇 水分代謝の弱い人は、冷えの改善と運動の機会を増やしてもらう
〇 ストレス過多な方は、メンタルの安定のために瞑想なども実施してもらう

などの体質改善指針と食養生などの具体的なアドバイスをさせて頂きます。

もちろんこれらの体質改善のために、必要に応じ、漢方薬や健康食品などもご提案出来ます。

夏までに、何とか痩せたいという目標よりも、ダイエットを長期的に捉え、生涯健康で全うしたいという目標で体質改善(生涯ダイエット)に取り組みませんか?

私たち中田全快薬局は、そんなあなたのお役に立てると信じています。

是非ご相談下さい。

自律神経のトラブルの多い春には…

盛岡市内の桜の開花予想は、4/15 です。待ち遠しいですね!

今年は例年に比べて少し早い予想で、満開になるのも早そうです。

ところで「」と言えば、多くの女性の方が「春は調子が悪い」と仰るのですが、その原因のほとんどは、自律神経系のトラブルと言われています。

気温の変化が激しかったりすることで、冬からの体のバランスが崩れ、春の体になれずに不調になるのですが、キーワードは「メンタル」と「新陳代謝」です!

自律神経のトラブルは、メンタル、特に、ゆううつ、ノイローゼ、イライラを生み、五月病という症状になったりします。この結果、肉体的にも、下痢や胃痛、不眠などが現れたりします。

自律神経のトラブルにおすすめの食材は、春菊、三つ葉、セリなど香りのある野菜、ほうれん草、クコの実、レバーなど補血の機能をもつもの、オレンジ、グレープフルーツ、みかんなどの柑橘類、ミント、バラ、ウコンなどのハーブ、ハマグリ、アサリ、シジミなどの貝類です。

一方、新陳代謝として、冬の間に溜まった老廃物を、春にはしっかりと排泄する必要があります。つまり漢方/中医学でお馴染みの「血」、「気」、「水」の巡りを良くすることが必要だというわけです。

新陳代謝を高める食材は、芽を出す山菜類、発汗作用のある辛味野菜、利尿や便通に効果のある根菜類や海藻類がお勧めです。

これらの養生に関係する臓器は「」です。肝をケアすることによって、解毒作用や自律神経のバランスを保つことが出来、気血を補い、免疫力もアップさせることが出来ます。

漢方では、ストレスをため込むタイプの人は、気の流れを整える「逍遥丸(しょうようがん)」を、

肝の血が不足している人は「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」をお薦めします。

また胃腸が弱っているタイプには、「健胃顆粒(けんいかりゅう)」が喜ばれています。

春は、どうも不調になりがちと言われる女性の方々は、是非中田全快薬局までご相談ください。お客様の体質や体調を考慮した食養生やお薬のご提案を致します。Tel. 019-613-5686

妊娠力を高め、妊娠しやすいからだをつくるということ

寒い日と温かい日の変化が激しい季節です。この季節は、特に女性にとって肝(かん)の機能低下と自律神経のバランスを乱しやすいのでご注意下さいね。

さて今日のテーマは、「妊娠力のアップ」です。

昨今、高齢出産の増加に伴い、不妊に悩まれる方が増えています。ご夫婦の十組に一組は不妊症で悩まれていると言われています。

その主な原因の多くは、生活習慣やストレスに基づくホルモンバランスの乱れと言われています。

妊娠力とは、からだのバランスを保ち、赤ちゃんを迎えやすい準備をすることですが、漢方/中医学では、先ず、「」、「」、「」の三つを元気にすることに焦点を当てています。

「腎」「気」「血」を元気にするためには、先ずそれぞれの働きを低下させる要因を知り、それらを排除することを考えます。

」の働きを低下させているのは、冷え、睡眠不足、飲酒、偏食、運動不足、加齢です。

」の働きを低下させているのは、ストレス、不安・心配事です。

」の働きを低下させているのは、偏食、ダイエット、単調な食生活、冷えが挙げられます。

もちろん、妊娠力をアップさせるために、これらの要因を改善しつつ、ご夫婦それぞれの「体質」を知ることも重要です。

上記の三つの「腎」「気」「血」のどれが欠けてもバランス良い状態とは言えません。ご自分達の体質を知ることで、どの部分が欠けやすいのかが分かります

漢方/中医学のお薬での対応は、ご夫婦お二人の体質を見き分けた上で、適切な処方を致します。特に女性のための生薬「当帰(とうき)」を多く含む婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)は、不妊症の女性に欠かせないお薬で、「血」の働きを高めてくれます。

さらに漢方/中医学の考え方で、お薦めしたい不妊症への対処において、それぞれの妊娠力を知る手立てと、妊娠力アップの方法として、「周期調整法」という考え方があります。

基礎体温をグラフ化して頂くことで、低温期が長いタイプや高温期への移行時間が長いタイプなど、女性によって、そのタイプは異なり、このタイプを見ることで、不妊の原因も特定され、さらに適切な漢方処方によって妊娠力を上げることが可能です。

例えば、低温期が長い人は、卵胞の発育が遅く、冷えタイプに多く、多嚢胞卵巣症候群(PCOS)であることもあります。

また高温期の移行に時間が掛かる人は、排卵がスムーズに行われなていなかったり、卵胞発育不全の可能性もあります。

その他、波動が激しいタイプ、全体的に体温が高いタイプなど、それぞれに適した処方があります。

・月経期:気血の巡りを良くするもの、
・卵胞期から排卵期:血を養い、腎を補うもの、また血の巡りを良くするもの
・黄体期:血を養い、腎の陽気を補うもの

月経の周期に合わせて漢方でからだのバランスを整え、妊娠力をアップさせることが出来るということですね。

その他、不妊にお悩みの方は、ご自身の持病や体質によって、いくつもの不安を抱えておられることもあります

私たち中田全快薬局では、ご夫婦の妊娠力をアップさせるための生活習慣の改善や体質改善をご提案するとともに、西洋医学と漢方の考え方を上手くコラボさせて不妊治療に貢献したいと考えています。

是非、妊娠力アップに思いを寄せている方は、中田全快薬局までご相談下さい

春の足音と花粉と…

まだまだ寒い日が続いていますが、みなさま、体調は如何でしょうか。

既に東京以西の方では、気温が少しでも高めの日があると、花粉の飛散量が多くなり、花粉症の人にはつらい季節がやってきています。

私たちの住む盛岡や東北エリアでは、現時点では、まだ「少ない」という花粉情報ですが、今年は例年に比べて、多いという予報にもなっています。

今の内に花粉症の準備をしておいては如何でしょうか。

漢方/中医学では、花粉症について、以下の二つのタイプに分けて考えています。

1. 「冷えタイプ

このタイプは、くしゃみや寒気があり、水っぽい鼻水が止まらない、鼻や目のかゆみが特徴的な症状です。

このタイプへのおすすめの食材は、からだを温める効果のある、しょうが、ねぎ、しそ、があります。

またこのタイプに使われる生薬では、乾姜(かんきょう)、細辛(さいしん)、蒼耳子(そうじし)があり、漢方薬として、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)が代表的です。

 

2. 「熱タイプ

このタイプは、鼻や目、耳のかゆみや痛み、粘膜が赤く腫れ熱感があるなどが特徴的な症状です。

このタイプへのおすすめの食材は、からだの熱を取る、ミント、菊花、ごぼう、たんぽぽなどがあります。

またこのタイプに使われる生薬では、菊花(きくか)、辛夷(しんい)、蒼耳子(そうじし)があり、漢方薬として、鼻淵丸(びえんがん)が代表的です。

これら二つのタイプに共通するものとして、体質改善というテーマがあります。

漢方/中医薬では、花粉症の体質改善として、肺の働きを高め、バリア機能を強くすることもおすすめしています。

これらに有効なお薬として、バリア機能を意味する衛気(えき)を養う衛益顆粒(えいえきかりゅう)八仙丸(はっせんがん)があります。

 

中田全快薬局では、花粉症の症状や体質改善など総合的な処方を、その方の体質に応じて、ご提案しています。

是非、本格的な花粉症シーズンの前にご相談下さい。

胃腸の調子が良い時が無いと言うヒトがいます…

最強寒波の影響が続く中、みなさま、体調は大丈夫でしょうか。

案外、外にいる時よりも、家の中で冷えてしまって、胃腸をこわすヒトもいます。

中医学(漢方)では、「脾(ひ)」は、胃腸のような消化器系を表す言葉で、エネルギーを生み出す源とされています。

更に、免疫力や体格とも密接に関係があり、脾が正常に働かないと、からだに様々な悪影響を及ぼします。

「ひ弱」という言葉は、まさに「脾弱」、つまり胃腸の働きが弱い状態と言うことになります。

ただ単に胃腸が良くないと言っても、それぞれの方の体質によって、その対応方法は、異なります。

ストレス性の場合、虚弱体質の場合、食べ過ぎ飲みすぎの場合、ほてりをともなう場合など、それぞれにあった養生が必要となります。

中には、季節に関わらず、慢性的に胃腸の調子が… と言う悩みを持つ方も少なくありません。

胃腸を整える、消化を助けるという点では、慢性的に胃腸が悪い方に汎用的にお勧め出来るのは「晶三仙(しょうさんせん)」です。

晶三仙には、

・神麹(しんぎく):穀類の消化を助ける
・麦芽(ばくが):麺類の消化を助ける
・山査子(さんざし):肉類や脂肪分の消化を助ける

の三つの生薬が配合されています。

胃のむかつきや膨満感がある場合には、前日の食べ物の消化が悪く、胃のもたれや食欲不振などの症状が出ます。

食べ過ぎや飲み過ぎのような急性の場合にも、また常に胃腸の調子が悪い方にも晶三仙は、うまく胃腸を整えてくれます

私たちが胃腸の弱い方に、いくつかの漢方薬をご提案する場合でも、晶三仙を合せて飲まれることをお薦めしています。

晶三仙は、緑茶やコーヒーのようにカフェインを含んでおらず、また、からだを冷やすことなく、胃腸の調子を上げてくれますので、日に二、三杯お飲み頂いても結構です。お子様にも安心して飲んで頂けます。

ついつい食べ過ぎる、飲みすぎる、口臭が気になる、脂っこいものが好きだという方、慢性的に胃腸の調子が優れない方は、是非、晶三仙をお試しください。

インフルエンザ、まだまだ流行中です!

ご挨拶が遅くなりましたが、皆さま、本年も何卒よろしくお願い致します。

さて、昨年末に話題にさせて頂いたインフルエンザですが、未だに猛威をふるっているようで、1/14 までの状況では、釜石、宮古、久慈に警報が、その他県内の全ての地域に注意法が発令されています。

https://www0.nih.go.jp/niid/idsc/Hasseidoko/Levelmap/flu/2017_2018/2018_02/03_iwate.html

昨年同様、インフルエンザ予防には、「板藍根(ばんらんこん)」のお茶のど飴による予防をお薦めします。

特に高齢者の方や妊婦の方は、免疫力が弱まっているので、マスク、手洗い、板藍根です!
免疫力がつたなく、インフルエンザ脳症の発生が高い 10 歳以下の幼児には、ぬるめの板藍根茶がお勧めです。

今シーズンのインフルエンザの特徴として、「隠れ」インフルエンザというのがあるようです。これは、今年の B 型インフルエンザの患者が、インフルエンザの特徴の一つである高熱の症状はなく、どちらかと言えば、微熱に近いということで、普通の風邪症状と思い込み、くしゃみによる飛沫感染や接触感染で、回りの人にうつしてしまうことがあるようです。

実は、インフルエンザには、無症候タイプの存在が昔から知られていて、熱も体調不良もないのに、ウイルスを回りにうつしてしまう、ある意味やっかいな体質を持ったヒトがいます。

実際、検査をしなければ、インフルエンザウイルスに感染しているのに、熱や不快症状が無いタイプだということは分からないので、ほぼ見つけるのは困難です。

それでなくとも、インフルエンザウイルスは、非常に小さく、直系 80~120 nm(ナノメートル)と言われていて、宿主がいないと生きていけない無生物的生物と分類されています。

このような目に見えない感染症を防ぐためには、マスクや手洗い(アルコール消毒)によってウイルスを媒介させない(うつさない、もらわない)ことが重要です。受験生や受験生をお持ちのご家族は、特に全員の配慮をお願い致します。

今はだれでも持っていて、常に手で触っているスマートホンがウイルスを媒介していることも知られています。スマホも手同様に消毒が必要かもしれませんね。

感染症予防には、免疫力を維持することも重要で、食事は、ミネラルを充分摂取し、バランスの良いものを。睡眠不足も大敵です。室内でも乾燥を防ぎ、寝る際にも乾燥防止のためにマスクをすることも良いかもしれません。

それらに加えて、板藍根茶板藍根のど飴で、このインフルエンザシーズンを乗り切りましょう!

全国どちらの処方箋でも受け付けています!

中田全快薬局の処方箋に関して

当薬局では処方箋に基づく調剤もお受けしております。
ご用意までのお時間にお近くショッピングセンターでのお買い物も可能です。是非ご利用ください。

※お薬の内容によってはご用意までにお時間をいただく場合がございます。
※来局前にFAXをいただきますとご用意がスムーズです。
《FAX:019-613-5687》

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