太りやすい体質の方の養生法とは?

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長かった冬で、運動不足によってプチ肥満になっていませんか?春になると、皆さん「夏までにダイエットしなきゃ!」と決心する人が多いです!

でもヒトには、それぞれ太りやすいタイプの違いがあります。

漢方/中医学では、太りやすいタイプを三つに分けています。

1. 実証タイプ

もともと体力があるタイプで、基礎代謝もそれなりにある方ですが、自分の身体で燃やせる以上にエネルギーとなるカロリーを摂ってしまっている方です。

食べ過ぎていると自覚のある方と自覚のない方がいます。

食べ過ぎている自覚のある方は、

繊維質の摂り方を工夫して、油ものを控えましょう。味付けも薄味を心がけ、香辛料やお酢を上手く使います。
食事のとり方やバランスに気をつけましょう。繊維質の多い野菜類を、できるだけ多くの種類を加熱して食べるようにして下さい。便秘は大敵です。

食べ過ぎている自覚のない方は、

油が多く含まれているものや、パン、麺類には要注意です。
できるだけ野菜を多くとることが大切です。

食べ過ぎを自覚し、繊維質を多くとりましょう。運動量も増やしましょう!

2. 虚証タイプ

もともと基礎代謝が低く、少し食べ過ぎると摂取したカロリーを燃やしきれないタイプです。

年配の方や、胃腸の弱い方、呼吸器の弱い方に多く、むくみを伴うこともあります。

冷たい飲み物や、食べ物は控えましょう。また体を冷やしすぎないように心がけ、運動をこまめに行いましょう。ヨーグルトなどの消化に時間のかかる食品を毎日とるのも考えモノです。睡眠時間も充分にとりましょう!

3. 水毒タイプ

水分代謝の弱い方です。実証・虚証タイプと重複している方もいます。
冷え性や慢性的な運動不足が原因です。腎臓系が弱い方もいます。
また最近では水分のとり方が自分にあっていない方もよく見かけます。

このタイプは、水分のとり方に要注意です。コップやペットボトルから、一度に流し込むような飲み方は避けましょう。
水分の温度も注意して、体温に近いものか暖かいものをとるようにしましょう。
生水はよくありません。
できるだけ下半身を動かしてあげることも大切です。お茶や紅茶は利尿作用があるのでお勧めです。朝一番と寝る前に温かい飲み物をとることも体質改善に役立ちます。

どのタイプの人も、適度な運動は必要です。ランニングよりも、先ずは 30 分程度のウォーキングで脂肪を燃やして基礎代謝を上げましょう!

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