血液は、酸素、水分、栄養分を、からだのすみずみまで届ける重要な働きを持っていますが、実は、不調を抱えている人の多くが、血液と血管に問題を持っていると言われています。
血液と血管の能力を総称して、血管力と呼びますが、老化、食事、生活習慣の乱れなどによって、この能力が低下していきます。
ここで漢方・中医学の考え方に、瘀血(おけつ)という言葉がありますが、いわゆる血液がドロドロで、血管にも傷がついているような状態を指します。
この瘀血になっている人の多くが、様々な不調を来すことになり、生活習慣病、糖尿病、心不全、脳梗塞、認知症、老化などに大きく関係していると言われています。
血管力には、瘀血ばかりでなく、血虚(けっきょ、血液が足りていない状態)もあり、特に日本の女性は、この両方によって不調になる人が多いようです。
血管力を高めるためには、活血(かっけつ;血行を促す)と養血(ようけつ:血液を補う)が大事になってきます。
食養生や運動によって改善されますし、必要に応じて、漢方薬が役に立ちます。
最近、肌がくすんだり黒ずんだりしている、運動不足や不規則な生活、ストレスを多く抱えているなど、いわゆる瘀血の状態が気になる方は、是非中田全快薬局までご相談下さい。
その人それぞれの体調や体質によって、食養生(薬膳)や漢方薬を含め、適切なアドバイスをさせて頂きます。