漢方で言う「陰」と「陽」とは

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東洋医学では、森羅万象、「」と「」の二つの概念で成り立っているという理論があります。

例えば、女性や月は「陰」、男性や昼は「陽」に分けられていますが、病気の経過や状態(病態)についても、この二つの指標が用いられます。

陰陽の関係は、対立するものではなく、お互いにバランスを取っている関係ということなのです。

漢方で言われる、病態における陰陽をご紹介すると、

」のタイプ(陽証:ようしょう)の方は、活動的で暑がり、せっかちな性質で、からだの反応が旺盛な初期の段階をいい、急性病や興奮状態を指します。

」のタイプ(陰証:いんしょう)の方は、からだが冷えやすく(顔色が青白く)、慢性病や抑制状態を表します。

これら陰陽は、それぞれの特徴が足りない状態、つまり「虚」という言葉とつながって、下記のような不調の状態を表します。

陰虚(いんきょ)は、体液不足タイプで、微熱が続いたり、顔や手足のほてり、皮膚のカサカサ、鼻・唇・喉の乾燥感を感じやすいなどの症状があります。

陽虚(ようきょ)は、冷えタイプで、寒さに弱い、風邪を引きやすい、トイレが近い、むくみやすい、足腰のだるさなどの症状があります。

特に陰虚は、加齢とともに潤い不足になる傾向がありますので、秋冬のシーズンには特段のケアが必要となります。水を司る「」の機能を補ったり、潤いを生み出す「脾(消化機能)」の働きを回復させることを改善法としてお勧めしています。

上記のような陰虚傾向あるいは陽虚傾向が感じられる方は、是非中田全快薬局までご相談下さい。各々の方々の証(しょう、見立て)に沿った改善方法をご提案致します。

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