更年期障害というのは、女性特有のものと思いがちですが、男性にもよく似た症状が起こり得ます。
40 歳から 50 歳代の方が、下半身や指先が冷え性なのに、頭がのぼせる、動悸がして頻尿や頭痛がある、倦怠感があり不眠がちだという人は、更年期を疑ってみても良いかもしれません。
一般に男性の場合には、前立腺に関係した症状(頻尿や残尿感など)が見られることが多く、男性ホルモン(テストステロン)の影響を受けやすい臓器で、男性ホルモンの量が激変することで起こる症状のようです。
漢方で、男性の更年期障害で用いられるのは、老化との関係性が強い「腎(じん)」への対処です。
体質的に虚弱なタイプ、元気やエネルギー不足、冷え性で胃腸が弱めな方は、参馬補腎丸や、頻尿や泌尿器系の症状には、八味地黄丸や瀉火補腎丸などが使われます。
根本的な改善方法は、生活習慣の乱れを正し、ストレスの開放、食事と睡眠を規則正しくとることも重要です。
この季節、忘年会やクリスマスパーティなど、お酒を飲む機会が増え、生活習慣を乱しがちで、更年期障害を発症させる原因になることもあります。くれぐれも、適度にストレス解消になる程度にお願いします!
もし男性の更年期の症状に思い当たる節がある方は、是非中田全快薬局までご相談下さい。あなたの症状や体質にあった食養生や漢方をご提案します。