新型コロナウイルスへの対処方法とは

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中国武漢市で発生した新型コロナウイルス。日本にも感染者が入り、日本の医療関係者も緊張感が漂う事態になっています。

以前中国や中東で脅威だった SARS や MERS と同系統のコロナウイルスで、肺炎を引き起こす感染症です。

現在、WHO(世界保健機構)などにより調査が行われていますが、ポイントは、やはり「新型」という点です。

つまりヒトからヒトに感染することが分かった今、新型であるということは、誰もが免疫を持っていないことで感染し易く、時に重症化してしまいます。

豚インフルエンザとして、2009 年に新型インフルエンザが世界的に蔓延しましたが、日本は、極端に被害が少なく、衛生環境や保険医療制度、タミフルに効果があったという向きもありますが、これが鳥インフルエンザとして再度新型インフルエンザが発生すると、とんでもない状況が想定されています。

【新型インフルエンザ等の被害想定】

・感染率 25 %(罹患者 2,500 万人/全国)
・致死率 2 %(死亡者 64 万人/全国)

今回の新型コロナウイルスも、同様になる危険性もありますが、中国の春節での大移動で、感染者が急増することが感染拡大につながると危惧されています。日本にも、同時期に中国人観光客が大勢押しよせるため、日本人への感染拡大も大いに懸念されるところです。

ここ岩手にも、いつ感染が広がるかが分からない中、敵(新型コロナウイルス)を知り、対策を立てておくことは重要です。

この新型コロナウイルスの感染経路としては、飛沫感染と接触感染だろうと考えられています。

先ず飛沫感染を防ぐには、空気の流れの少ない部屋なら、対人距離が 2 m 程度離れていることで、飛沫からの感染を防ぐことが出来ますが、電車の中や駅、デパートなどの雑踏で空調が機能している場所では、 2 m 以上飛沫が飛ぶことが知られており、マスクによる感染防止は必須です。

ただマスクも、鼻の部分を出したり、鼻の両脇やあごなどに隙間があると、飛沫がマスクを超えて体内に入り込みますので、その付け方にも十分気を配って下さい。性能の高いマスク(N95マスクなど)を付けていても隙間があると効果はありません。

次に接触感染ですが、実は、これによる感染が最も多いだろうと考えられています。感染者がくしゃみなどを手で拭い、その手で触ったものに、ウイルスが付着し、それを他の人が触り、鼻や口に手を触ることで、感染するという流れです。

部活動で、バレーボールやバスケットボールにウイルスが付着し、部員のほとんどが感染した事例もあります。

手洗いやアルコール消毒が重要なのは、この理由からですが、実はマスクは、感染した手を鼻や口を触らせない効果もあるため、接触感染にも効果を発揮します。

特に若い人は、自分の手を鼻口に触ることが多く、通常ウイルスは、手の常在菌などで 5 分程度で死滅するのですが、その短い時間内に、鼻口を触ることで感染してしまうケースが多いようです。

感染しないための心構えとして、

1. 感染源に近づかない(人込みの多い場所や観光客が多く集まるスポットに行かない)
2. マスクや手洗い、手指消毒などで感染を広げない
3. 免疫力を向上させる(栄養、睡眠、休息、口腔ケア)

特に日ごろ食生活や運動などを含め、免疫力を強く保つことは、感染しないために重要です。

現代人は、仕事や人間関係などのストレスが多いと言われていますが、これは免疫力低下をもたらす大きな要因とも言われ、冷たいもの、タバコ、偏食、睡眠不足なども同様に免疫力を低下させます。

一方、中医学では、外からの邪気を防ぐ「玉屏風散(ぎょくへいふうさん)」という処方があり、免疫機能を回復させる効果が認められており、衛益顆粒(えいえきかりゅう)が、それに相応します。

マスク、手洗い、免疫力!

新型コロナウイルスに掛かりにくい生活習慣で、健康を維持しましょう!

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