新型コロナウイルスと中高年の方々の不安

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我が岩手県、凄いことになっています。

未だに新型コロナウイルスの感染者「ゼロ」!

でも、日本に限らず全世界の中高年の方々、特に 50 歳代以上の方の死亡率が急に高くなっているデータがあり、県内にも不安な日々を過ごされている方が多くいると思います。

一方、いち早く、終息を迎えた中国と韓国。この二つの国の医療事情は、どうだったのかと思いますが、実際、中国では、日本の医療とは、ある意味全く違う状況で対応されていました。

もちろん重症化の人に対しては、西洋医学としての ICU で人工呼吸器や ECMO などの装置が使われたり、アビガンなどの特殊な薬剤も使われていましたが、一方で日本には無い、中医薬と西洋薬を併用するやり方が取られて成果が上がった報告が多くあります。

これらの情報は、「今の」我々日本にとっては、非常に重要です。

実際、風邪で発熱したり、咳や呼吸の苦しさ、味覚臭覚異常などがある人が、例えば、発熱が 37.5 ℃には達していない微熱が続くとか、咳だけがあって、熱がないなどの症状の方々から、多く相談を受けることがあります。そんな方々は、保健所や医師からは、「様子をみましょう」ということで自宅待機を促され、急変したりしたらどうしようなど、より不安が高まる結果を招いているのかもしれません。

実際に中国での中医薬の使われ方を見ると、それぞれの症状(発熱、咳・痰、免疫力強化など)に応じた、日本の漢方で使われている生薬と同様なものを西洋医学との併用で適応されていました。

上記の様な症状の方々にとって、コロナウイルスと風邪との見極めは、感染症医療のプロでも、とても難しく「様子をみましょう」ということになりますが、私たち漢方の薬剤師は、これらのことを踏まえて、漢方としてのアドバイスが出来るかもしれないと考えています。

もし悪寒のある発熱で胃腸に問題がないなら、悪寒がない発熱ならば、咳や痰の出方では、というように、症状に適した処方をアドバイスするということです。また漢方による免疫力強化のノウハウもあります。このような「COVID-19 未病」の段階で「重症化を防ぐ」ことに焦点を当て、上記の中国での対処を鑑みた上で、症状への対応を行います。

特に中高年の方々には、日々自宅待機によってストレスが高まっていて免疫力に自信がない、あるいはちょっとした微熱や咳があり心配だとおっしゃる方は、先ずは、お電話でご相談下さい。

COVID-19 が陽性となった方々には、医師の治療が必要ですが、それ以前に、重症化を未然に防ぐ、未病先防、予防医学としての中医薬(漢方)が出来ることがあります。

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