コロナ禍において、全国的には、第二波が落ち着きつつある中、国や自治体からは、経済活動を促すような施策や自粛要請解除が実施されています。
また当初懸念されていたインフルエンザも、今の処、ほとんど発生していない状況で、国民の衛生習慣が徹底していることが分かります。
コロナ禍の健康管理において、今一番懸念されるのは、長引く自粛やストレス過多な状況を原因とした、精神的な部分での、うつや他の精神的な症状かもしれません。
特に 24 歳以下の若い世代に、この傾向が強く出ているようで、周囲の人のケアも大事になってきます。
「自粛警察」にも代表される、不安が、他人に対して攻撃的にさせたりすることも、そういった状況の一旦なのかもしれません。
自宅に閉じこもりがちで、運動不足になり、コロナ太りになる人も多く見受けられますが、肥満は、コロナでも大敵となります!
肥満や高血圧、高脂血症の方は、実は血管に傷が多く、血栓を生みやすいため、コロナ感染で重症化につながり、更にワクチンも効き難いという研究報告もあります。
かといって、今までのように外で運動するのも何かとはばかられる感じがして出辛いと思う人も多く見られます。
そういう状況では、やはり東洋医学が役に立ちそうです。
ストレスは、そもそも「肝」で受け止め、「血」と「気」を滞らせます。
肝で受け止めきれなくなると、次に「脾(胃腸)」に悪影響を及ぼし、胃炎や胃潰瘍へ、次に「腎」までくると、免疫系の低下や老化促進につながっていきます。
漢方製剤では、開気丸(かいきがん)や冠元顆粒(かんげんかりゅう)が、ストレスによって生じた各種症状を緩和します。
また、中国茶も効果があります。
気の流れを促すジャスミンティー、パソコンやスマホを多く使う人には、目の疲労改善に菊花茶、血流を促す玫瑰花茶(まいかいかちゃ、バラ科のハマナスのつぼみ)、ライチの香りがついた茘枝紅茶(らいちこうちゃ)もおススメです。
もちろん、ヨガやストレッチも、気、血、水(リンパを含む)の流れを良くする効果があり、上記のお茶との併用で効果が上がります。
またヨガやマインドフルネスの呼吸法、瞑想を毎日続けることで、不安やネガティブな感情を出す脳の機能を抑えられることが知られています。
ポイントは、深く鼻から吸った息を、出来るだけ長く口から吐き、その呼吸の一つ一つを意識することです。また何か思いが出てきても、呼吸を意識することで、そのことを忘れてしまう、この繰り返しがマインドフルネスの効果を上げます。
まだまだ、あるいはこの先しばらく続くコロナ禍。私たちは、消極的ではなく、ポジティブに with コロナを健康的に生き抜く術を手に入れることが出来ます。
もし落ち込みや今までなかったような不調の症状が現れ不安を抱えておられたら、人と話すことも、ストレスを解消に役立つ行為です。
是非電話でご相談下さい。お待ちしています。