今年の冬は、インフルエンザよりもノロ!?

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このブログでも以前ご案内した「冬は、太陽を浴びる機会が少なくなるため、ビタミンDが不足し、免疫力が下がり、インフルエンザが流行する」というお話、まさにこの季節になってきました。

ところが、例年通り季節性インフルエンザの発生が危惧される中、やはり皆様の新型コロナ対策の徹底により、現時点で例年のようなインフルエンザ流行には至っていないようです。

今年の北半球が夏だったころ、南半球では冬。ただし季節インフルエンザは全く流行しなかったという報道がありました。

さて日本の冬では、どうなるのでしょうか。

インフルエンザワクチンの準備は例年以上に用意されているようですし、迎え撃つ準備は万端ですが、実際日本人のコロナ対策の徹底は、他の欧米諸国と比較しても問題はなく、やはりオーストラリアのように流行しないで過ぎる可能性が高いかもしれません。

しかし冒頭に申し上げたように、免疫力は弱まっている中、もう一つの冬の三大感染症の一つ、感染性胃腸炎には気を付けたい処です。

要注意は、ノロウイルス!

いわゆる飛沫感染、空気感染ではなく、接触感染が主な感染ルートです。

しかもアルコールが効かない!

今のコロナ対策の裏を付く、充分に警戒したい感染症です。

消毒剤としては、次亜塩素酸ナトリウムが有効とされ、みなさんが使っている家庭用の塩素系漂白剤の原料にもなっています。(※次亜塩素酸ナトリウムは、新型コロナウイルスにも効果が認められています)

手指には使えませんが、感染し易いドアノブや手すりなどには、水2.5リットルに塩素系漂白剤10mlで薄めたもの(濃度0.0.2%)を使用してください。

もちろんノロウイルスにも効果がある消毒剤もありますので、必要に応じてご利用ください。

またコロナ対策、ノロ対策、インフルエンザ対策として、自己免疫力を上げるための漢方もご紹介しましょう。

漢方では、ウイルスや細菌などから体を守るのは「衛気(えき)」と言われています。

特に感染の入り口となる粘膜部分(皮膚、鼻、気管支など)の細胞を活性化させ免疫力を高める効果を持つお薬として、玉屏風散(ぎょうへいふうさん)があります。

今回のコロナウイルス対策としても、中国国内での効果が専門機関により実証されています。

一方現代人はストレス過多。漢方で言う「気虚(ききょ)」な状態です。

コロナ禍で運動不足や不規則な生活、食生活の乱れが続き、ビデオ会議やテレワークもストレスを与える一因かもしれません。

このような気虚な状態は、衛気も不足し、免疫力が低下します。

風邪も引けないコロナ禍、免疫力をキープするために、気虚にも効果をもたらす衛益顆粒S(えいえきかりゅうえす)をご紹介します。

このお薬は、黄耆(おうぎ)、白朮(びゃくじゅつ)、防風(ぼうふう)の三つの生薬を主成分として、気虚を含めた免疫力の向上、改善に効果があります。

また食生活においても、長芋や、ピーマン、パプリカ、かぼちゃなどの緑黄色野菜、きのこ類、みかんやリンゴなどの果物、かつお、鶏肉、豚肉、卵などと、衛気を充実させるために、適度な運動をしてください。

冷たいものの摂りすぎやたばこの吸い過ぎには十分注意しましょう!

コロナ対策、ノロ対策、インフルエンザ対策として、自己免疫力を上げて、冬を乗り気ましょう!

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